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キンモクセイ [花]



彼岸花ですら 遅れて咲いた今年


例年ならば 街に漂っているはずの

香りが まだ やってこない



と 思っていたら

雨の匂いを かき消すように

ほのかに 甘い匂いが運ばれてきた



深い緑の葉の蔭に

蕾をつけ 開きはじめた 金木犀



たしか 去年も 雨の匂いの中

金木犀が咲いていた



街中が薫る頃には

雨もやむだろう



そして


青空と 秋の風を連れてくる








*もしかしたら、流星も連れてくるかもしれません。

ジャコビニ流星群到来。

10月8日20時頃、極大を迎えるそうです。

今のところ、予報では雨。

晴れて欲しいですね。


http://www.astroarts.co.jp/alacarte/2008/200810/1008/index-j.shtml




*おまけ  咲き残っていた百日紅(さるすべり)


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桜の種類 いろいろ [花]

そろそろ桜の葉が紅葉しはじめているこの時期のUploadで失礼。

花見」とは、「花、特に桜の花を眺めて楽しむこと」。奈良時代の「花」は主に梅のこと。しかし、平安時代になり、「花」といえば桜を指すようになりました。短い期間に一斉に咲き誇り、潔く散る。その姿に共感を覚える人は多いでしょう。







「願はくは花のしたにて春死なん そのきさらぎの望月の頃」西行
「久方の 光のどけき 春の日に しづごころなく 花の散るらむ」紀友則
「もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし」前大僧正行尊
「風さそふ 花よりもなほ 我はまた 春の名残を いかにとやせん」浅野内匠頭
「桜の樹の下には屍体が埋まつてゐる。これは信じていいことだ」梶井基次郎



桜にまつわる歌は、無常観漂うものが多く、琴線に触れる言葉が多いですね。



さて、「桜」といえば真っ先に浮かぶのが染井吉野。







一斉に開く淡紅色の花が、美しく咲き、美しく散る。お花見も、染井吉野のピークに合わせ、まさしく「桜」の代名詞である。染井吉野が散ると、「桜」は終わった気になりますが…。
さて、染井吉野は、実は園芸種なんだそうです。そして、日本全国に桜は400種類もあるらしい。これは興味深い。…というわけで、桜について調べてみよう。

注・画像のあるものは載せてますが、同定はいまいち自信はありません。ご参考程度にとどめていただけると幸いです。



桜の自生種は、「ヤマザクラ群」「マメザクラ群」「チョウジザクラ群」「エドヒガン群」「カンヒザクラ群」「ミヤマザクラ群」に大別される。なお、よく使われる「サトザクラ」は主にオオシマザクラから派生した園芸種のことを指すそうです。



「ヤマザクラ群」のなかに、「ヤマザクラ」「オオヤマザクラ」「オオシマザクラ」「カスミザクラ」がある。



ヤマザクラは、主に関東から南日本に自生。染井吉野が終わる頃に咲き始める。花と同時に葉も開く。花は中輪で、白っぽく、葉は茶色であることが多いとか。

↓ヤマザクラ





オオヤマザクラは、主に北海道東北などの寒い地域に自生。花と同時に葉も開く。葉も花も山桜より大輪。花は濃いめのピンクで、葉は茶色。北海道では、エゾヤマザクラと呼ばれるらしい。

↓下の写真は、北海道で撮ったエゾヤマザクラ。葉の色が、すこし記述とは違うようですが、花は綺麗なピンクですね。





↓下の写真は、同じく北海道で撮った桜。八重でもあり、「サトザクラ」と呼ばれる園芸種かもしれません。ただ、色と葉の感じが似てるかなと思って載せてみました。





オオシマザクラは、伊豆諸島特産の桜。品種改良はオオシマザクラが片親であることが多いらしい。花と葉はほぼ同時。花は白、葉っぱは緑で、遠くから見ても目立ちますね。

↓オオシマザクラ





↓散り際は中心部が桃色がかるとか。きれいですね。これもオオシマザクラ。





カスミザクラ…残念ながら画像無し。花弁同士が離れていて葉柄に毛があるとか。小さめの花でまばらに咲くので霞のようにみえるとか。ヤマザクラより花期が遅め。葉っぱは緑で、花は白から淡紅色。





「マメザクラ群」伊豆・箱根あたりに多いとか。高山にも適応しやすいとのこと。花は小さく、花の色は白から淡紅色らしいです。



「エドヒガン群」小さな一輪咲きの花が葉よりも先に咲く。色は白から淡紅色まで幅広い。樹皮は桜には珍しく、縦割れだとか。ベニシダレ、ヤエベニシダレもこの仲間らしいです。

ソメイヨシノは、オオシマザクラとエドヒガンの交配になるので、ソメイヨシノだと思ってみている桜が実はエドヒガン…なーんてこともありそうです?

↓ヤエベニシダレ









↓シダレザクラ…別名イトザクラ。これもエドヒガンの変種です。





「カンヒザクラ群」中国・台湾に自生。下向きに緋色の華やかな花をつけるとか。開花時期は早く、二月頃。

↓カンヒザクラと確定はできませんが…一応こんな感じかもかも。





「ミヤマザクラ群」寒冷地に自生。白い丸っこい花びらだとか。ブドウのような房状の花が咲き、一瞬桜かどうか迷うとか。



「チョウジザクラ群」花が丁の字に見えるとか。

こうやって探してみると、確かな画像って全然無いですね。来年こそ、真剣に探してみたいです。



では、園芸種を。

まずは、桜の女王「ソメイヨシノ」 エドヒガンとオオシマザクラの交配。







↓ 桜が見守る子供たち





「カバザクラ」 エドヒガンとヤマザクラの交配。

樺桜で、思い出すのは源氏物語。「樺桜の君」とは、源氏がこよなく愛した紫の上のことです。源氏の子である夕霧は、台風の日にふとしたことで紫の上を垣間
見ます。春を愛した紫の上は、源氏の君の愛だけを頼りに生きつつ、けして正妻にはなれなかった。そう思うとこの花が哀しく見えますね。

↓美しくたおやかで、でもはかなげな…そんなカバザクラ。





ウコン」漢字で書くと鬱金。下向きの花で、逆光になります。この黄色を撮るのは難しいですね。











↓「カンザン」漢字で書くと関山。サトザクラ(人によって作られた桜)の代表品種。近くの人に名前を教えてもらったので、これは確かだと思いますが。色々検索すると、イメージが違うものも多いですね。お花って難しいです。





さて、おまけ。

↓北海道のサトザクラ





↓こちら北海道の山に自生していたもの。八重のオオシマザクラに見えますが…北海道では、寒さに強い「タカネザクラ」や「チシマザクラ」が多いとか。その中のどれなのかは判然としませんが。(どれもこれも違うかも^^;)





↓洞爺湖をバックに





↓こちらも北海道の山で。おしべめしべが長くて、花の感じが違いますね。





↓これは北海道で撮ったもの。ウワミズザクラに見えますが…微妙に違う…???





↓これは、関東でのサトザクラ





↓早咲きの河津桜





↓秋にも咲く桜…十月桜。花期は春と秋。秋に見るとどことなく淋しげなんですが、春先の花は生き生きしてますね。





一口に桜といっても、色々ですね。来年の春には、種別をはっきりさせたいと思います。一度、吉野の山を見てみたいです。きれいなんでしょうね。





「さまざまのこと おもいだす さくらかな」 芭蕉








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梅・桃・桜・杏の見分け方 [花]

季節外れですみません。梅雨で閉じこめられることの多いこの時期に、春の花たちの写真整理をしていました。このところ、お花の名前の謎解きに凝ってました。が、あとから写真で見ると(しかもこんなふうに記憶がとぎれた頃に整理すると)、何が何だかわからなくなってしまう^^;そんなわけで、桜と梅などなどの見分け方を、いろいろなサイトを手がかりに自分なりに整理してみました。来年のためのメモ代わりのかなりの長文です。

では、ぴんぽんぱんぽーん♪きり~つ。

まずは、桜・梅・桃・杏の見分け方。どれもバラ科の植物なので、確かに非常に似ています。

一番のポイントは、葉柄(葉を枝や茎につなげる細い部分)の長さとなります。

桜の葉柄は長いので、枝からこぼれるように咲いているものは「桜」で、枝にくっついているものは「梅」か「桃」か「杏」となります。


↑葉柄が長いですね?シダレザクラです。


↑こちらもしだれですが、枝にくっついてます。シダレウメです。

そのうち、「桃」が同じ場所から二個の花芽が出るのに対して、「梅」は一つずつの花芽。そのため、「桃」のほうが華やかで大振り。「梅」はすこし慎ましい印象となります。「梅」と「杏」の見分け方は困難ですが、「梅」のほうが若干枝より離れているそうな。


↑同じ場所から、ふたつの花が出ています。葉っぱが一つ。
二つの花芽の間に、ひとつの葉目。桃の特徴です。これはシダレモモ。
↓花芽がひとつの梅の写真と比べてみてください。


次に花びらの形。
「桜」は先端が割れていることが多く、「梅」は円い。「杏」も円い。ただ、「梅」に比べて「杏」は、枝と萼(がく)の赤みが強く花びらも少し反り返っているとか。ここが重要なポイント?一方、「桃」の花びらの先は少し尖っているとか。



↑先端が割れていて、M字型です。サクラの大きな特徴です。


↑花びらが円いですね。ウメです。


↑密集していてわかりづらいですが、尖っているのが見えますか?モモです。

花が咲いているときに、葉は?
「梅」と「杏」は咲き終わってから葉が出ます。「桃」は、花と葉っぱが同時なので、花が咲いているときに、葉っぱもあればだいたい「桃」です。
「桜」は種類によって違います。なじみ深いソメイヨシノは、花が終わってから葉っぱが出ます。オオシマザクラやサトザクラなどは、葉も同時。いわゆる葉桜。八重はほとんど葉桜ですね。

どんな形の葉っぱなの?
「桜」の葉は、桜餅を包んでいるあの形(実際には大島桜の葉っぱですが)で、やや大きめの楕円形。縁がギザギザ。秋の紅葉も見事で、なじみ深い。
「梅」は卵形。「杏」は広めの楕円形。「桃」の葉は、長い楕円形。長いので、「桃」の葉が一番わかりやすいかも。


↑桜の葉。桃の葉は、少し前の写真をご参照ください。桜に比べると細長いです。
梅・杏は、花があるときには葉はありません。
今の時期は葉でふさふさ。よい材料が撮れましたら載せますね。

花の位置は?
「桜」は枝の先に多め。「桃」「杏」は全体的にまんべんなく。「梅」は枝の根元側が多めだそうです。

幹は?
「桜」には横縞があります。「桃」も、あまり目立ちませんが横縞があるそうです。「杏」は赤みを帯びた褐色で、縦縞があるそうで…光沢もあるとか。「梅」は暗灰色で、不揃いな割れ目だそうです。



↑どちらも桜です。わかりやすい横縞です。


↑梅です。不揃いでゴツゴツした幹ですね。

花期は、「梅」が一月下旬から五月上旬までと一番手で一番長いです。「桃」が三月中旬からと二番目ですが、四月下旬まで咲いてます。次に「杏」が三月下旬。
から四月上旬までなので花期としては短いです。「杏」が咲き終わる頃、ソメイヨシノなどの一重の「桜」が四月上旬まで。一重の「桜」が咲き終わる頃、八重桜が咲き始め五月中旬まで。(基準は関東

では、クイズです。五月の北海道、桜の時期に咲いていたこの花はなんでしょう?
↓二枚とも同じ樹です。



葉っぱがありません。桜・桃ではなさそうです。
葉柄が短いし、やはり桜は却下。
花芽は一つです。桃も却下。
つまり、梅か杏。(ここまではわかりやすいですね)

よくよく見ると、幹には…なんとなく光沢もある。
不揃いなのか、縦縞なのか横縞なのかはわかりづらく判別しがたい。
萼は赤い。
つまり、「杏」?

残念、これは「梅」なんです…(たぶん?)
おそらく「豊後梅」といわれる種類で、梅と杏の中間だそうです。

今回、「杏」を否定した最大のポイントは、 「萼が反り返っているか、否か」

今年のお花見の時期に、何とか咲き残っていたアンズの写真が↓です。

↑萼が反り返っているのが見えるでしょうか?

以上のように、お花の種類の同定は非常に奥深いです。
色々調べましたが…それでもクイズの答えには100%の自信はありません^^;
難しいですねー…。

杏の咲く時期や特徴がわかりましたので、来年こそはもう少しわかりやすい写真をお届けしたいです。
そうそう、実際に咲いているときならば、杏には香りがありません。 香りの有無も、重要なポイントのようです。

今回撮り損ねた(間違って消してしまった)スモモも杏と同時期に咲きます。萼が緑なので、全体的に緑っぽく見えます。これも、来年には綺麗に撮ってみたいです。

桜の中でも横縞でないものがあったり、一重・八重で印象も違います。多少の個別の違いはあり、花期にもずれがありますが。ちょっとした豆知識程度に読んでいただければ幸いです。

来年の春になる前に、自分でもここを読み直して。来年こそ、季節外れにならないよう写真の整理をしたいと思ってます。おつきあいいただいてありがとうございました。次回は、いろいろな桜の種類について…さらに季節外れとなりそうですが。まとまりましたらお届けしたいです。

おまけ。桜の花びらで遊ぶ雀



ひよどりは桜の蜜が大好き



記述の間違いに気づかれた方、お手数ですがご連絡くださいませ。

参考にさせていただいたサイトとページ
http://blog.goo.ne.jp/mikeneko_tika/e/c68d7a7ea03593c06717caba665b4442
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa59982.html
http://colocasia.exblog.jp/5291284/
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/BotanicalGarden-F.html
http://www.hana300.com/index.html
http://had0.big.ous.ac.jp/index.html

これにて終了♪ぴんぽ~んぱんぽ~ん♪


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鬱金桜 [花]

ソメイヨシノが散る頃に、八重桜が咲き始める。

桜にはいろんな種類があり、見ていない桜の方はたくさんあるのだろう。



千葉県市川市にある弘法寺(ぐほうじ)の境内。

千葉商科大学への抜け道に、珍しい桜がある。



その桜とは、「鬱金桜(うこんざくら)」

その名の通り、黄色い花を咲かせる。

桜には何種類もあるけれど、黄色の花をつけるのは鬱金桜だけらしい。






仕事中にちょっと寄ってみる。
確かにきれいな黄色である。



なんとか黄色を撮ろうとしたけれど、

元々下向きの桜であるし、光も足りない。

どうしても影になってくすんでしまう。

ほかの桜も密集していて、

どうしても濃いピンクのほかの花に負けてしまう。






撮れなくて撮れなくて。
その中でも、そこそこお見せできるものを選んでみました。

こんな桜もあるんだと、楽しんでいただけましたら幸いです。






ちなみに、このピンクの桜は「関山(かんざん)」だと聞きました。
いまいち定かでないのですが。



余談ですが、このお寺には「伏姫桜」という名前の、

樹齢400年のしだれ桜もあります。

一部枯れかかったことがあるらしく、

今年は、枝が一本少なかったように思います。

去年ほどの迫力のあるものは撮れませんでしたので、


一年前の写真をお届け。




弘法寺(ぐほうじ)








短い時間で咲き誇る桜たち。

これから咲くものも、いくつかあるようなので、

目を皿にして探してみたいです♪

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ハイビスカス [花]

ハイビスカスは 夏の花

鉢植えを 室内と戸外に置いてみる

室内の鉢植えは 心地よい温度に恵まれ
二日間 咲き続ける

戸外に置くと 一日しか花は保たない
でも 室内とは比べものにならない
鮮やかな 紅を 見せるのだ
その赤さの違いに 魅せられる

この猛暑
耐えられないくらいの 日射しのなか
さらなる日射しを浴びるべく
限界まで 花弁を開く ハイビスカス

過酷としか思えぬ この環境の中で
そこでしか 咲かない花もある
そこでこそ より美しく咲く花もある

どんな困難が 与えられようとも
どんな熱波に その身を焦がそうと
それすら受け止める ハイビスカス

この 目がくらむほどの夏の陽光
誰もが負けそうなほどの 
過酷な環境の中を

なお

より鮮やかに
咲き誇れ

今年最後の蕾が 今日咲きました
夏もそろそろ終わりですね


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七夕の花は [花]


七月七日は 曇りがち
星の見えない夜が 多いけれど
誰しも 大事な願いを 持っているだろう

それならば
地上の星を 
あの ベガとアルタイルに見立ててみようか

星のような 花を咲かせる
崑崙花 (こんろんか)

中国伝来の この花に祈れば
大事な人に会えるだろう

大事なものを 
守れるだろう

願いよ 届け


野に咲く花は [花]


左から 庭石菖 (にわぜきしょう)
    捩花 (ねじばな)
    蒲公英(たんぽぽ

どれもこれも雑草で
草むしりでは真っ先に抜かれる草だけど
この花の蜜を好む虫もいる
季節が来ると 変わらずに咲き
この美しい姿で目を楽しませてくれる

無駄なものなんて なにひとつない
この地球では 
すべてのものに 何らかの関わりがある

そして
誰かがわたしを
誰かがあなたを
  必要としている


伏姫桜 [花]



市川市真間山にある弘法寺(ぐほうじ)に、
樹齢400年の、しだれ桜がある。
その名を「伏姫桜」という。

その山門に続く階段は、短いが非常に険しい。
日頃から運動不足である私にとってはかなり過酷で、
登り終えると息が上がり、膝が笑う。

そういえば、神社仏閣にはこのような階段が多い。
神仏に会い、祈りを得るために、
やはりある種の苦難が必要だったということだろうか?

しかし、ここには緩やかな迂回路もあるので、どうかご心配なく。
神仏も、太古よりは寛大らしい。

さて、桜の名前となった「伏姫」とは?
滝沢馬琴作の、「南総里見八犬伝」の伏姫である。

ご存知のように里見八犬伝には、八つの珠が出てくる。

その珠の文字は、「仁義礼智忠信孝悌」
どの珠も、優れた人格者に必要な資質だと思う。

では、もしも今伏姫が現れ、どれかひとつをあなたに与えようと言われたら?
私は、何を選ぶだろう?

その答えは、「信」である。

人によって選ぶ珠は様々だろうが、私は今、
「信じる」という気持ちを、何より大事にしたいと思っている。

遠くの友を信じる。
肉親の愛情を信じる。

自分の中の可能性を信じる。
よりよい未来を信じる。

信じることに、エネルギーはいらない。
ただ、想えばいい。

この、真間山に咲く「伏姫桜」
この桜が、明日も咲き続けることを信じる。

そして、

来年も、再来年も、その先もずっと。
変わらずに美しく咲き誇ることを信じる。


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梅、お届け [花]

2007年02月07日 22:58

今年の梅は早い。
今日、梅の枝を頂いた。

自宅に戻って生けてみたところ、梅の香りがたちこめた。
梅の香は格調高く、まるで自宅でないような幸せな錯覚を受けた。
平安絵巻の夢を見ることができそうな、そんな一夜になりそうで。

余った紅梅を挿す花瓶がなく、徳利に挿してみた。
それだけだと少し淋しいので、お猪口を並べてみた。
そうしたら、とある漢詩を思い出した。

于武陵の「勧酒」  
井伏鱒二氏の訳でお送りします。
 

勸君金屈巵  コノサカズキヲ 受ケテクレ
滿酌不須辭  ドウゾナミナミトツガシテオクレ
花發多風雨  ハナニアラシノタトヘモアルゾ
人生足別離  「サヨナラ」ダケガ人生ダ


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木瓜の実 [花]

庭の手入れが好きな女性がいる。彼女が足を痛め、庭に下りることができなくなり、もう何年も経つ。それ以来、庭を手入れする人はいない。

でも、悪いことばかりではないのだ。夏には、日照りに堪え、逞しく伸びる名もない草たちの生命が漲る。雨上がりには、緑輝くじゅうたんになるのだ。

7月は、その真ん中に、凛とした一輪のカサブランカが佇んでいた。かつて群生していたというカサブランカは、毎年少しずつ位置を変えながら一輪だけ咲く。誰に頼ることもなく、最初の種子を脈々と受け継いで、彼女の庭を守っている。孤高の貴婦人のように。

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